○コマンドとは、UNIXに何かを行わせる「道具」のこと。そのコマンドの一つに「シェル」がある。
○シェルは、ユーザーのしたいことをUNIXに伝える。そしてシェルだけが、UNIXと話をする唯一の手段としてユーザーに与えられた「道具」である。
→ つまり、UNIXを操作するということは、「シェルを操作すること」であり、シェルを仲立ちにしてUNIXに命令するということになる。
○シェルには2つの側面がある
1コマンドインタプリタとしての側面
2スクリプト言語としての側面
○インタプリタとして利用するシェルは、各人の使いやすいものを選ぶ(kshでもbashでもzshでも)
○スクリプトとしてのシェルには、Bシェルを利用する
→ BシェルはどんなUNIXシステムにも必ず装備されていて、絶対に使えるシェルであるため。「必ず存在する」ということが非常に重要で、マシンが何であろうとUNIXであれば動作するというメリットは計り知れないものになる。汎用性・流用性という面で、Bシェルが一番良い選択になる。
○Bシェル = Bourne shell(/bin/sh)
→「Bシェル=bash」ではない
○ksh, bash, zshはBシェル(sh)の拡張版。Bシェルでできることは当然行える。
○ログインシェルとは
ユーザーがログインした際、最初に起動するシェル。
ログインシェルはユーザーごとに違うシェルを設定することができる。
その設定は、ユーザー情報を登録するetc/passwdファイルに記述されている。